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2013年07月24日訪問看護
市場を考える

ネットの恩恵を受けていると感じる日々が多くあります。

例えば、ネットショッピング。ヨドバシ・ドット・コム、アマゾン、楽天など。

実店舗に行っていちいち探して買うという手段しかなかったことを考えると、本当に効率よく、しかも古い教科書などで実店舗にはもう置いていないようなものまで手にいれることができるようになりました。

 

 

その他には、ネットバンキング。特に、メガバンク系やネット銀行系のサービスの充実には、本当に助かっています。振込や口座確認などいちいち銀行に行くことがなくなって、その時間を有効に使うことができるようになります。

 

 

こういったサービスが、広く行き渡り、簡単に、使いやすくなっていくのには、それぞれの企業が競争していく中での、それらの努力によるものが大きいとおもいます。あるひとつの市場の中で、たくさんの競合する企業が存在することで、こういったサービスの発展が成り立っているのでしょう。

 

 

医療や介護の分野の場合、その特性から自由市場が必ずしもサービスの発展につながらない点もあるかもしれません。しかし、少なくともたくさんの競合する病院や施設があることで自分たちを選んでもらおうという点においてよい方向でサービスが充実していくということはあると思います。

(医療・介護の分野ではこのあたりは、他の市場とは異なるので、まだまだ勉強が必要だと実感する日々です)

 

 

市場では需要側の「ああしてほしい、こうしてほしい」という要望をつかみながら、供給側がそれを満たすよう(あるいはそれ以上)なサービスを提供していく。

あるいは需要側ではまったく想像していないようなサービスを、供給側が生み出して提供するという、新しい市場の創造もあります。

 

 

ここで重要なのは、供給側がこれまでの市場がそうであったからという、従来のままの流れでサービスを提供することでは、いずれ需要は停滞し、その市場自体が縮小、消滅してしまうことがあるということです。

生まれた世代により育ってきた環境や分化は違いますし、その地域や時代の流れにより、何が必要とされているのかは変わってきます。

そういった供給側のニーズを拾い上げ、今までにはなかった、全く新しいサービスを作り出すという必要性があるのではないかと思っています。

 

 

そんな状況が出てきているのが途上国の市場です。

インドや中国では、これまで欧米で売れていたような製品やサービスをそのまま持ち込んだのでは通用しないそうです。

 

 

例えば、アメリカはじめ日本でもある大型店舗。郊外の巨大な敷地に、ありとあらゆるモノが売られ、そこに客が自動車で行き、大量にモノを買って帰るというサービスですが、途上国ではまず自動車を持っている家庭が圧倒的に少ない状態。また、所得もアメリカなどに比べまだまだ少ない状態です。そのため、必要なモノを最小限に買い、なくなればまた買うというサービスが重宝されます。そのため、小型店舗を住宅地に数多く作り、必要物品のみを売るという方法がそれらの地域では適しています。

 

 

これはほんのひとつの例で、まだまだ多くの事例があります。

これまで自国で通用していたサービス体系をそのまま持ち込むだけでは、もはや通用しなくなっているのが現実です。

まったく新しい市場と考え、新しいサービスを考える必要があるのです。

(そういった話はこの本に詳しく載っています。『リバース・イノベーション』(ビジャイ・ゴビンダラジャン (著)))

 

 

 

翻って、これからの医療・介護サービスはこれまでのものから、どう変化すれば超高齢化社会に適したものになるのでしょうか?

とても難しいですが、今、どこかで、誰かが、着々と新しいサービスを考え始めているのかもしれません。

 

 

 

 

そういった目で見てみると、世の中で起きているいろいろなサービスや製品の誕生に、それらを創りだした人たちの偉大さを感じると共に、ワクワクとした感情を感じずにはいられません。

今は、本当にいい時代、楽しい時代だと思います。

 


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