2013年07月10日 |
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7月にはいり、猛暑日が続いております。
訪問看護や訪問リハビリで、自転車移動をしていても、太陽の日差しを直接浴びて、本当にこのままだと熱中症にかかってしまいそうだと思います。
その熱中症ですが、総務省消防庁 や 厚生労働省 でも予防や応急処置方法などをウェブサイト上で知らせています。 消防庁の情報によると大阪では、今年の5月から7月はじめに熱中傷で搬送された人の数は、愛知県に続いて日本第2位となっています。 私たち自身ももちろんですが、利用者の状態にも注意していきたいものです。
そして、もし熱中症の症状が出た場合の応急処置ですが、以下の点です。 1、涼しい場所に避難 2、衣服をゆるめる 3、体を冷やす 4、水分(と塩分)を補給する ※意識がない場合は、救急車を要請する!
暑いと汗をかきます。これは体が体温を下げようとして反応しているのです。体の熱が汗を蒸発させ、それにより熱が下がっていくのです。 しかし一定量の汗が蒸発すると、水蒸気の状態で体の周りに漂い、それ以上汗が蒸発するのを妨げます。 そのためより効率的に体温を下げるには、この停滞している水蒸気を吹きはらって、新しく汗が蒸発できるようにする必要があります。 そうすると、また汗が蒸発し、それにより体温が更に下がっていくことができるのです。 ですから、汗をかいて風にあたる、そういった流れが重要となるのです。 そのために、体の周りの水蒸気が吹きはらえるように衣服をゆるめて、涼しい風を与えることが、効率よく体温を下げるためには必要となるのです。
寝ている状態の多い人が、背中にびっしょりと汗をかいているにもかかわらず、体温を計ると高くて「熱がこもっている」というのは、汗が有効に作用していない状態だと考えられます。
イーリハ東大阪訪問看護ステーション
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