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2014年02月05日 訪問看護
ダークサイド

普段自転車で移動していると、いろいろな場面に遭遇します。

 

ベビーカーを押している人が子どもと歩いている後ろから、

ジリジリとベルを鳴らしておしてのけていく自転車。

 

一生懸命横断歩道を歩く子どもに、

早く行けと言わんばかりに接近していく右折車。

 

杖をもって歩く人の前から、

道をあけろと突進して歩いて行く歩行者。

 

老人から若い人、男性から女性まで、

年代や性別に関係なく、そういった場面を作り出しています。

 

それに対して、世知辛い世の中だと、嘆く気は今さらありません。

それが人間だと思うようになりました。

こちらとしてできる事は、謙虚に、なるべく自分を後回しにして、

できるだけ関わらずにいくという手段をとるようになりました。

 

 

私の尊敬する人に、立花隆氏がいます。

氏が、ある本の中で、人間のダークサイドをもっと勉強し、知るべきだという

内容のことを書いていました。

 

 

人間のもつ、ダークサイド、すなわち悪の面です。

これらを知ることで、人間を理解する幅は確かに広がっていくと思います。

このダークサイドは、ある特定の人間だけ(犯罪者など)が持つものではなく、

私たち普通の人間も持っています。

そういった場面がのひとつが、先に上げたような例です。

 

 

お金、欲望、自分の信念、そういったものが一歩外れれば、どんどん

ダークサイドへと落ちていくのが、人間です。

それらを含めて、日々接する人間というものを考えていきたいと思いました。

 

『ブラックマネー』 須田慎一郎著 新潮社

『ルーシー事件-闇を食う人々』 松垣透著 彩流社

『警視庁長官を撃った男』 鹿島圭介著 新潮文庫


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