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2013年11月11日訪問看護
命を守るために必要な歩く速さとは・・・

 

 

先日、このような痛ましい事故のニュースがありました。

「踏切を渡りきれず…96歳女性、はねられ死亡」(読売新聞)

 

記事によると、「現場は遮断機のある踏切で、長さが約10メートルあり、渡りきらないうちに遮断機が下り、はねられた」とのことでした。

 

 

 

さて踏切事故は、いったいどれくらい起きているのか調べてみると、JR西日本のウェブサイトにJR西日本での統計が載っていました。

近年では減少傾向で、この5年間でも、年に32~48件となっています。

一方で、60代以上の高齢者の割合は、高くて以下のような状況となっています。

 

事故件数 高齢者の件数 割合
平成21年 48 20 42%
平成22年 32 18 56%
平成23年 38 22 58%
平成24年 41 19 46%

 

更に、平成24年の内訳を見てみると、

0歳代 2件
10歳代 4件
20歳代 4件
30歳代 5件
40歳代 3件
50歳代 3件
60歳代 4件
70歳代 8件
80歳代 7件
不明 1件

のようになっています。

 

 

さてここで、踏切の時間についても調べてみました。

これにはルールがあるようで、

 

 

4 踏切遮断機は、次に掲げるところにより動作するものであること。

(3) 警報の開始から遮断動作の終了までの時間は、15秒を標準とすること。

この場合におい て、当該時間は、10秒以上であること。

(5) 遮断動作の終了から列車等の到達までの時間は、20秒を標準とすること。

この場合にお いて、当該時間は、15秒以上であること。

 

 

とあります。

ですから、本当に単純に考えると、

もし踏切の警報が鳴り始めた時に踏切をわたっている途中である場合、25秒以内に踏切を渡りきらないと非常に危険な状態となります。

(この時間もあくまでも標準時間であるので、それ以下となる可能性もあるでしょう)

 

 

さて、今回事故が起きてしまった10mの踏切を25秒で渡るとすると、その時の歩く速さは、

およそ1.5km/時 となります。

 

人の歩く早さがだいたい、4~5km/時 だそうで、それに比べると1.5km/時 は、

だいぶゆっくりとした速さです。

しかし、高齢で、しかも歩行に何らかの問題があるとすると、この1.5km/時 というスピードも

難しくなる可能性が高くなります。

 

 

最後に、NHKのサイトに踏切事故について、とても興味深い内容が掲載されていますので、

また何かの参考にしてみたいと思います。

 

 

 

 


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